2009年10月
2009年10月30日
9月に引渡を完了した物件です。
快くアップを了解してくださいまして有り難うごさいます。
築10年目で初めての塗替工事でした。
モルタルの外壁はヘアークラックが多く、下塗(フィーラー)塗装前にクラックだけ刷毛で下塗り、その上へフィーラーをローラーで塗装しました。
太めのクラックは変性シリコンでシーリングし、そのままではシーリングのラインが目立つので、砂骨ローラーで模様をつけてラインをぼかします。
外壁の上塗はセラミック変性シリコン樹脂を2回塗です。
作業速度を重視すると下塗と上塗は、ローラーで棒塗り(縦に並べて塗料を塗る)で済ませる職人が多いのですが、ワタシは全ての工程を平滑に塗りたいので、縦塗してから横塗をし塗膜を厚すぎず薄すぎないように塗装しております。これが外壁の美観を保つ秘訣であります。
棒塗りは塗膜が均等にならないので、経年劣化すると薄い部分だけ先に傷み始めるのです。
この塗り方はどの場所にも言えることです。
全ての場所をこの作業方法で塗るのと、全て棒塗もしくはローラーで被せるだけの塗装とでは、同じ材料、同じ工程でも必ず差が出るということですね。見積書の数字だけではわからない部分です。
そしてこの物件の見積には書かれていない作業をいくつか紹介します。
まずは雨樋。外壁がキレイになると雨樋の退色が気になります。予算には含まれておりませんが今回は退色の激しい南面と西面だけをサービスで塗りました。
この時、ワタシの仕上方は既存色に合わせてから、艶を調整し5分艶まで落として塗装します。
こうすることで新設時の雨樋そのままの質感を出せます。
艶の調整をせずに塗ると艶がありすぎて、安っぽいし、家のバランスを崩す気がします。
この現場では部分的な塗装でしたが雨樋の塗装はこの塗り方がお奨めですよ。
破風板の塗装は見積では2回塗なのですが、切褄の破風は傷みが激しいので3回塗をしてあります。
ここもローラーで塗装してしまう業者が多いのですが、ワタシは刷毛塗りです。
擦りつけるように塗膜を食い込ませて尚且つ平滑に仕上げることが大切です。
ローラー塗りは塗料を厚く、速く被せるのには調法しますが長持ちをさせて美観良くなら刷毛!と思っております。
快くアップを了解してくださいまして有り難うごさいます。
築10年目で初めての塗替工事でした。
モルタルの外壁はヘアークラックが多く、下塗(フィーラー)塗装前にクラックだけ刷毛で下塗り、その上へフィーラーをローラーで塗装しました。
太めのクラックは変性シリコンでシーリングし、そのままではシーリングのラインが目立つので、砂骨ローラーで模様をつけてラインをぼかします。
外壁の上塗はセラミック変性シリコン樹脂を2回塗です。
作業速度を重視すると下塗と上塗は、ローラーで棒塗り(縦に並べて塗料を塗る)で済ませる職人が多いのですが、ワタシは全ての工程を平滑に塗りたいので、縦塗してから横塗をし塗膜を厚すぎず薄すぎないように塗装しております。これが外壁の美観を保つ秘訣であります。
棒塗りは塗膜が均等にならないので、経年劣化すると薄い部分だけ先に傷み始めるのです。
この塗り方はどの場所にも言えることです。
全ての場所をこの作業方法で塗るのと、全て棒塗もしくはローラーで被せるだけの塗装とでは、同じ材料、同じ工程でも必ず差が出るということですね。見積書の数字だけではわからない部分です。
そしてこの物件の見積には書かれていない作業をいくつか紹介します。
まずは雨樋。外壁がキレイになると雨樋の退色が気になります。予算には含まれておりませんが今回は退色の激しい南面と西面だけをサービスで塗りました。
この時、ワタシの仕上方は既存色に合わせてから、艶を調整し5分艶まで落として塗装します。
こうすることで新設時の雨樋そのままの質感を出せます。
艶の調整をせずに塗ると艶がありすぎて、安っぽいし、家のバランスを崩す気がします。
この現場では部分的な塗装でしたが雨樋の塗装はこの塗り方がお奨めですよ。
破風板の塗装は見積では2回塗なのですが、切褄の破風は傷みが激しいので3回塗をしてあります。
ここもローラーで塗装してしまう業者が多いのですが、ワタシは刷毛塗りです。
擦りつけるように塗膜を食い込ませて尚且つ平滑に仕上げることが大切です。
ローラー塗りは塗料を厚く、速く被せるのには調法しますが長持ちをさせて美観良くなら刷毛!と思っております。
2009年10月24日
着工中の現場は本日足場を撤去して完了。引渡となります。
週明の月曜日から次の塗替現場へ参ります。
が、予定していた現場の足場架設が週末まで忙しくてできないと足場屋さんより連絡がありました。
五日間も遊んでるワケにはいかないので、段取替えです、月曜日は木部だけ塗装の現場へ入ることにしました。北面だけ足場が必要なのでそこは足場作業主任者でもあるワタシが自分で架けます。
自分でできるなら足場屋へ頼むなよ?と思うでしょ?
ところがですね足場は重要なんです。
外壁からそっくり塗る場合は、作業時間も延びますし、足元の広いガッチリした足場で作業すれば、安全と作業性を確保できます。
これが良い仕事をする第一条件でもあるのですね。
よって足場屋さんも選んでおります。
作業性を無視したただの足場では意味ありませんし、挨拶もできないトゲの多い足場職人を現場に入れるのも躊躇するんですわ。
週明の月曜日から次の塗替現場へ参ります。
が、予定していた現場の足場架設が週末まで忙しくてできないと足場屋さんより連絡がありました。
五日間も遊んでるワケにはいかないので、段取替えです、月曜日は木部だけ塗装の現場へ入ることにしました。北面だけ足場が必要なのでそこは足場作業主任者でもあるワタシが自分で架けます。
自分でできるなら足場屋へ頼むなよ?と思うでしょ?
ところがですね足場は重要なんです。
外壁からそっくり塗る場合は、作業時間も延びますし、足元の広いガッチリした足場で作業すれば、安全と作業性を確保できます。
これが良い仕事をする第一条件でもあるのですね。
よって足場屋さんも選んでおります。
作業性を無視したただの足場では意味ありませんし、挨拶もできないトゲの多い足場職人を現場に入れるのも躊躇するんですわ。