2011年08月

2011年08月17日

久しぶりにジブリの作品を映画館にて鑑賞してきました。
1963年の横浜が舞台って所に興味があり、実際に観た映画の中の風景は、当時3歳くらいだった私の記憶に薄っすらと残ってもいました。
舗装されいない道、木製の電柱、活気ある商店街、市電など。

結論から言うと、イイ映画だと思います。ファンタジー系ジブリがお好きな人、期待する人には反対意見もありそうですが、あれは宮崎駿の秘密の引出から出てきた作品で、彼にしか創れない映画であり、その引出が創造されるには、今後さらに時間が必要なのでは?引退前にもう1本は観たいと思いますが、それはそれとして。
ジブリだって世代交代が必要でしょうし、ジブリ=宮崎駿から脱却するための作品として成功だと思います。しなきゃならないしね。因みに最近の『ゲド戦記』も『借りぐらしのアリエッティ』も観てませんが(汗)
印象に残った部分の一つに、学生達が「カルチェラタン」と呼ぶクラブハウスへ主人公の海が足を踏み入れるシーンで、薄暗さ、汚さ、散らかり加減が、別の目的へ懸命な学生達を良く表現していました。
どんなに小汚くても、愛すべき建物(居場所)を建替えから守るために掃除し、手直しする場面などは、塗装職人である私には、そうだ「これぞエコ!」「モノは大切に!」と思わせる(笑)
作品全体に言えることは、平凡な毎日がまた明日、約束どおりにやってくるかどうかなんて誰にもわからないということ。だから、毎日を丁寧に生きようってことなのでしょうね。市電の停留所での告白シーンの台詞はよかったです。(泣)
下り坂で雨の中のシーン「どうすればいいの・」ここも(泣)
海役の声優は女優の長沢まさみさんでしたが、すげーよかった! 今まではやっぱ声優でしょ?と思っていたのでこの主役に満足しました。

「さよならの夏」もいいね。耳から離れない。

2011年08月14日

イメージ 1

写真のプレートは、海から500m付近に貼られてます。
東日本大震災の津波はここから更に400m先まで到達したのでした。
数字では分りずらいので、当社近辺の地理に置き換えると、国道1号平和台から境木中学校までの住宅はほぼ壊滅、境木商店会近辺は床上浸水、引き波で戻らないガレキの山と言った規模です。

正直なところ、かけられる言葉なんて見つからないのが本音です。
だから、「がんばって」なんて言わずに極普通に接しています。「助ける」なんて言えずできる事なら手伝います。


2011年08月12日

イメージ 1

下塗りの2液型浸透形エポキシシーラーの上へ1液反応硬化形セラミック変性シリコン樹脂塗料を2回塗って仕上げた完了写真です。
簡単に言うと弱溶剤シリコン。メーカー商品名ならファインシリコンセラUV。
この現場では、上塗り2回として同色を塗装していますが、中塗り、上塗りと分ける場合に中塗りの色を変えることがあります。
その理由として、①塗り残しをなくすため②上塗りの発色向上 などが考えられます。
①は、作業中の塗料は液体なので太陽光の反射で塗り残しが出やすいです。作業性をアップさせるため色を変えて塗り残しをなくします。
②は、仕上げの色により判断が必要で、場合によっては下塗りから色を調整することもあります。
外壁は3回塗が標準です。3回で仕上れば良しなのですが、2回でほぼ仕上げておいて3回塗ったほうがさらに良しなのでは?と思うのです。
例えば、白→黒→黒 より 濃灰色→黒→黒 の方が色の乗りがイイです。
黄色の場合なら、白→黄色→黄色 より 白→淡黄色→黄色 の方が乗りも発色も良くなります。
こちらの現場は、既存色が淡黄色で、透明のシーラーを塗って飴黄色、仕上げで黄色を2回となりました。



2011年08月11日

イメージ 1

ラップサイディング平滑仕上げの続きです。
上の写真は、下地調整を終えて下塗りシーラーを塗布した場面ですが、記事の都合でツタのあった外壁を撮影しています。下地調整とはツタを剥すことだけではなく、退色や艶落ちだけの部分の目粗しも含んでいますので、平滑仕上げの外壁は全面ペーパーがけをしています。
この作業後に高圧水洗、水分乾燥後に下塗り塗装、中塗り塗装、上塗り塗装で仕上げます。

窯業系サイディングの下塗り塗料は、ざっくりですが3種類から選択できます。
1、1液型浸透形カチオンシーラー (弱溶剤)
2、2液型浸透形エポキシシーラー (弱溶剤)
3、1液型エポキシ変性カチオンフィラー (水性)

1缶当たりの塗料代も性能もこの順序で上がっていきますが、1缶辺りの塗布量が多いカチオンフィラーは、シーラーの2~3倍の使用量となり更にコストが上がります。
こちらの現場では、2液型浸透形エポキシシーラーを使いました。その訳は平滑仕上げの場合、厚付になるフィラーでは塗肌に違和感ができるため(凹凸のあるサイディングならOK、但し高価)、残るは2種類のシーラーとなり作業性及び塗肌&コストに大きな差はないので、1液型より性能に期待ができる2液型浸透形エポキシシーラーを選択したのです。

続く・・


2011年08月10日

イメージ 1

平滑仕上げのラップサイディング外壁にツタが装飾されておりました。
イメージ 2

あのままでは塗装はできません、とりあえず葉と茎を剥した場面ですが、何かにツタって成長するツタは先端が吸盤になっているので、剥しただけでは吸盤の痕が残ってしまいます。
イメージ 3

隙間に喰い込んだ茎をカッターナイフで1本づつ切り取り、吸盤の痕は大きなものをスクレッパーで除去してから、ペーパーサンダーにて研磨しました。この作業を丹念にしておかないと塗装後にケバケバした吸盤跡が出てしまい見苦しくなってしまいます。因みにここまでの作業で半日かかりました。
塗装後の完了写真は後日アップへ回し、外壁のツタについてもう少しお伝えします。
こちらの現場の場合、平滑仕上げの外壁なので吸盤の完全撤去が可能でしたが、凹凸のパターンの外壁の場合はかなり難しい作業になりますし、場合によっては完全撤去は無理なこともあります。
外壁が磁器タイルやレンガなどの塗装を必要としない外壁でない限り、ガーデニングでのツタによる建物の装飾は避けた方がよいと塗装屋は思うのでした。


ギャラリー
  • 一平さんとバッドデーと
  • 日銀焦るな!冷静な判断を!
  • 腕時計リメイク
  • 葬儀屋を予約(笑)
  • ロンバケ状態
  • 賢いリピーター様
  • ボッタクリにもほどがある
  • 交通事故
  • トンネル作り直し(笑)
最新コメント
QRコード
QRコード